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「預言者だ」ヨハネ7:40


 群衆の中に、イエスの言葉を聞いて、「この方は、預言者だ」と言う者たちがいました。イエスとの関わりを持ち、イエスを「預言者」と思った。 

これと似たような現象が6章にも描かれていました。614節「人々はイエスがなさったしるしを見て、『まことにこの方こそ、世に来られるはずの預言者だ』と言った」。

6章の人々は、「しるし」を見て、預言者と言いましたが、7章の群衆は、「言葉」を聞いて「預言者」と言いました。こちらのほうが、いくらか正当な判断のように思えます。預言者は、神の「言葉を預かる者」、言葉の伝達を担う役割だからです。

そしてイエスには確かに、預言者としての側面があります(マルコ6:4)