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「手」ヨハネ10:39


 前回のヨハネの福音書の説教の中で、イエスのと父のが一つとなって私たちを守り、大切にしてくださることの幸いを覚えました。私たちが、この「」から奪い去られることはないと約束されます(29,30節)。神の御手のあたたかさ、やさしさと同時に、力強さが告白されています。

 本日の聖書箇所では、イエスを捕らえようとする敵の「」がでてきます。しかし39節にあるように、「イエスは彼らの手から逃れられ」ました。人のたましいを奪おうとする者の「」の貧弱さと、人のたましいを大切にし、守る者の「」の力強さが、対比的に描かれているかもしれません。

 私たちの信仰を脅かす敵のは、時に私たちに恐ろしく、力強く見えることがあるでしょう。しかしそれ以上に力強い神の愛の御手が私たちを守っていてくださるのです!