コラム · 02日 5月 2024
本日の聖書箇所は、ペテロの個人的な召命の経験として認識されやすいですが、注意深く読むと、弟子たちの教会的・共同体的な経験であることが意識されています。
 五つのパンと二匹のさかなの奇跡。多くの人に知られ、なじみあるイエスの奇跡の一つです。なぜこの奇跡は、よく知られているのか。それはイエスがご生涯でなさった多くの奇跡の中で、この奇跡だけが4つの福音書すべてに描かれているからです。...
コラム · 19日 4月 2024
前回のヨハネの福音書の説教の中で、イエスの手と父の手が一つとなって私たちを守り、大切にしてくださることの幸いを覚えました。
 ユダヤ人たちは、イエス・キリストを受け入れることができません。同じ39節の前半部分を読みますと、「あなたがたは聖書の中に永遠のいのちがあると思って調べています」とあります。...
09日 4月 2024
「ソロモンの回廊」とは、神殿内にある屋根付きの柱廊で、268本もの柱が三列に並んでいる空間です。
 本日の箇所の直前の内容を大まかにおさらいします。イエスは、自らと父なる神様が等しい関係であることを主張しました。するとユダヤ人はさらなる怒りを燃やし、イエスを迫害しようとします。イエスは、そのユダヤ人に対して「今、わたしの言葉を聞いて命に移されなさい」と、自らに敵意を向けてくる者をも、救いに招いてくださる。...
コラム · 06日 3月 2024
イエスは、「わたしには、いのちを捨てる権威があり、再び得る権威がある」と言われました。
 申命記のテーマの一つは、約束の地に入る前に、イスラエルの民は一度立ち止まり、荒野の旅をふりかえって、神の恵みを思い起こしたのです。...
コラム · 05日 3月 2024
聖書時代の羊飼いは、羊一匹一匹に名前をつけていたと説教で分かち合いました。
 5章の17節でイエスは、このように言われます。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。それでわたしも働いているのです」。ユダヤ人たちは、このイエスの発言を通して、イエスに対して強い怒りの感情を持ちました。わたしは神と等しい存在だと主張していることになるからです。...

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